【バイク】ライダーが引越しで考慮すべきポイントとは?
引っ越しはこれまでの生活環境を大きく変化させるイベントであり、これはバイクを所有するライダーにとっても同じです。引っ越しに伴う手続きは多くありますが、ライダーはどのように引っ越しを行う必要があるのでしょうか。
この記事ではライダーが引っ越しの際に考慮すべき点や必要な手続きについて紹介しています。バイクを所有している方で引っ越しを検討されている方は最後まで記事に目を通してみてください。
※この記事では、賃貸物件を対象とした引っ越しを想定しています。
1. バイク乗りに必要な引っ越しでの考慮ポイント
バイク乗りが引っ越しの際に考慮すべきポイントは、大きく以下の3点があります。
- 引っ越し先の物件に必要な条件
- 引っ越し先物件の周囲環境
- 引っ越し費用
それでは早速、上記3点について順に見ていきましょう。
1-1. 引っ越し先の物件に必要な条件について
引っ越し先の物件に必要な条件は、ずばりバイク置き場があるかどうかです。
バイク置き場がなければバイクを止めておくことができないため、バイクを手放すか物件周辺にある月極のバイク駐車場と契約するしかありません。月極のバイク駐車場と契約するにしても、物件とバイク駐車場の距離が離れるほどバイクに乗るのが少し面倒になってしまうため、できればバイク置き場のある物件を探すのがいい選択だといえるでしょう。
バイク置き場がある物件といっても、さらに2つ考慮すべきポイントがあります。
それは、
・バイク置き場が屋根付きかどうか
・バイク置き場の月額使用料はいくらか
といった点です。
1-1-1. バイク置き場の屋根について
バイク置き場がある物件だとしても、屋根付きでないバイク置き場だと、年中日差しと雨にさらしてしまうことになります。大切なバイクであれば、できるだけきれいな状態を維持したいという方も多いと思うので、屋根付きの駐車場に止められるかどうかを物件選びの際に確認しましょう。
バイクの屋根がない場合、バイクカバーに防水スプレーをすることで日差しと雨から守る方法もありますが、定期的なメンテナンスは必須条件となります。
1-1-2. バイク置き場の月額使用料について
もう一つはバイク置き場の月額使用料がいくらなのかというところです。バイク置き場がある物件はバイク置き場の月額料金を設けているところがほとんどです。毎月の家賃に加えてバイク置き場の月額使用料がかかってくるため、バイク置き場の有無だけで物件を選んでしまうと、想定している金額よりも毎月の支払額が多くなってしまうことがあります。月額を年額換算すると大きな金額になるので、バイク置き場の月額使用料は物件を契約する前に確認しましょう。
バイク置き場の使用料金は、原付、小型バイク、中型バイク、大型バイクで金額が異なります。目安金額は以下のとおりです。
車種 | 月額料金 |
原付 | 500~2,000円 |
小型バイク | 1,000~4,000円 |
中型バイク | 2,000~6,000円 |
大型バイク | 3,000~8,000円 |
バイク置き場の月額使用料は、賃貸サイトにも掲載されていることがありますが、どのバイクの料金なのかを必ず確認しておきましょう。住む土地によっては月額使用料がもっと高くなってしまうことがあります。
1-1-3. バイク置き場がない場合について
バイク置き場がない場合は、まずは物件の空白スペースにバイクを駐車してもいいかどうか賃貸会社に確認してみましょう。賃貸によっては、空いているスペースに無料でバイク駐車することを許可してくれる物件もあるため、バイク置き場の有無や金額について気になる場合は賃貸会社に確認することをおすすめします。
それでもバイク置き場を確保できない場合は、バイクを手放すか物件周辺にある月極のバイク駐車場と契約するしか方法がありません。引っ越しに伴ってバイクを手放せる生活環境になる場合は問題ありませんが、それ以外の方は月極のバイク駐車場と契約する必要があります。
バイク駐車場の検索については、次の代表的なバイク駐車場の検索サイトで確認するといいでしょう。
①一般社団法人日本二輪車普及安全協会
https://www.jmpsa.or.jp/society/parking/
②バイクパーク
https://81989.jp/
③パークDO
https://www.park-do.com/
④二リーン
https://bike-parking.jp/
⑤BikeYard(バイクヤード)
https://www.bike-yard.jp/
1-2. 引っ越し先物件の周囲環境について
バイク乗りに必要な引っ越しでの考慮ポイント2つ目は、引っ越し先物件の周辺環境です。主に以下の2点を確認しておく必要があるでしょう。
- 騒音に厳しい地域かどうか
- 通勤・通学ルートが便利かどうか
1-2-1. 騒音に対する地域情報について
騒音に厳しい地域だと、バイクのエンジン音で騒音トラブルとなる可能性があります。そのため、賃貸会社に対象物件周辺の騒音問題について過去にトラブル等がなかったか念のため確認しておくのがいいでしょう。また、もう少し周辺環境を考慮するのであれば、住宅街で学校に通う子どもが多い街かどうかも把握してきましょう。子どもが多い街だとバイクに触ってけがをさせてしまう恐れや、飛び出し等の確率も高くなるため、バイクの扱いにはより細心の注意を払っておく必要があります。
1-2-2. 通勤・通学ルートについて
通勤や通学でバイクを使用される方も多いです。そのため、普段自分が走る通勤・通学ルートが便利かどうかを物件選びの際に確認しておく必要があります。例えば、一方通行の途中にある物件だと、出発と帰宅のルートが決まってしまうので、出発と帰宅時の固定ルートが走りやすい道路かどうかは確認する必要があるでしょう。物件周辺の道が走りにくいと、出発と帰宅の際に毎日多少のストレスを抱えながらバイクを走らせることになってしまいます。
1-3. 引っ越し費用について
バイク乗りが引っ越しですべき最後の考慮ポイントは、引っ越し費用についてです。引っ越し費用は、引っ越しする方全員に共通して発生するものですが、バイクを所有している場合はバイクを引っ越し業者に運んでもらうのかどうかで金額が大きく変わってきます。バイクの輸送を引っ越し業者に依頼する場合は、輸送費として20,000円~50,000円を相場として見ておきましょう。
同じ県・区・市内で引っ越しをする場合は、バイクに乗ってそのまま移動するのがいいでしょう。もちろん送料はかからず、ガソリン代のみになります。
2. 引っ越しに必要な共通タスクについて
引っ越しには、バイクを所有している人にもバイクを所有していない人にも共通して発生するタスクがあります。
ここからは、引っ越しに伴って発生するタスクを一覧として紹介しているので、引っ越しを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
※人によってタスクの順番が前後したり、追加で作業が発生する場合があります。
No | タスク | 備考 |
1 | 新居の入居予定日を決定する。 | – |
2 | 引っ越し予定日を決定する。 | No.1の入居日と合わせて決定しましょう。仕事がある方は休日の考慮も必要です。 |
3 | 毎月の支出に関するシミュレーションをする。 | 自分の家賃相場に関わってきます。 |
4 | 物件を探す。 | 引っ越しの2ヶ月前には物件条件も細かく絞って探すのが理想的です。 |
5 | 物件を見学する。 | 日当たりや間取り、周辺環境などを観察し、新生活をイメージしながら見学しましょう。 |
6 | 物件を契約する。 | – |
7 | 引っ越しの荷物量を確認する。 | 引っ越し会社と契約するときに荷物量が必要です。(家電の量や段ボール、ハンガーラックの個数など) |
8 | 引っ越し会社を決定する。 | 賃貸サイトでの一括見積もりがおススメです。ただし、見積もり時に電話番号の入力が必要な場合は、後日、見積依頼した会社から電話がかかってくるので注意が必要です。電話を控えたい方は見積もり時にメールの情報のみで見積もり依頼できる一括見積りサイトを使用しましょう。 |
9 | 旧居のインフラを解約もしくは新居に住所変更する。 | 電気、ガス、水道、インターネット等が該当します。 |
10 | 旧居の退去届が必要な場合は記載および提出する。 | – |
11 | 新居のインフラを整備する。 | 電気、ガス、水道、インターネット等が該当します(契約時期は要確認)。 |
12 | 旧居の不要な家具を処分する。 | 家電(テレビ・洗濯機・冷蔵庫(冷凍庫)・エアコン)の場合は、家電リサイクル券を購入して処分する必要があります。また、大型家具の場合は、自治体のHPもしくは電話で処分方法を確認し、処理券をコンビニ等で購入してから処分する必要があります。上記以外の方法としては、売買サイトで売ることも可能です(メルカリ、ラクマ、ジモティー等)。 |
13 | 引っ越しまでに旧住所の役所等で転出届を受け取る。 | 引っ越し先での住所変更に必要です。 |
14 | 引っ越しに向けて荷造りする。 | – |
15 | 引っ越し当日、業者に荷物を運んでもらう。 | – |
16 | 引っ越し先で住所変更を行う。 | 転出届の有効期限は、引越しをする前後14日間になるため、期限内に手続きを行いましょう。 |
17 | 新居で荷解きする。 | 家具の配置を事前に考えておくと荷解きがスムーズになります。 |
18 | 必要に応じて家具や生活用品を購入する。 | 部屋の間取りや生活スタイルの変更に伴って必要な場合は購入しましょう。 |
引っ越しに必要な作業一覧は以上になります。(部屋の掃除など、細かな作業は割愛しています。)No.1~No.18のタスクを全て完了できれば、新生活のスタートです!
引っ越しの荷造りで小型家電やスタンドミラー等をカバーする際や、段ボールの隙間を埋められる緩衝材はかなり役立つので、必要な方は購入しておきましょう。
まとめ
引っ越しは生活環境の変化を伴うので、すごく労力を使う大変なイベントですが、バイク乗りはバイク置き場や周辺環境を考慮して物件選びをする必要があります。理想的な完璧な物件は存在しないと思いますが、引っ越し先で後悔しないように、妥協できる点できない点をしっかり考えながら、あなた自身が納得できる物件探しを行いましょう。
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