【バイク】防犯対策で愛車を守る方法8選!
- 2021.12.14
- バイク
- GPS, いたずら防止, グリップロック, セキュリティ, セキュリティ対策, チェーンロック, ディスクロック, バイク, ヘルメットロック, 中型バイク, 盗難保険, 盗難防止, 防犯カメラ, 防犯対策
バイクを持っている方で、バイクの防犯対策について悩まれている方はかなり多いと思います。私もそのうちの一人です。特に自分で悩みに悩んで購入したバイクを盗まれるなんてたまったもんじゃありませんよね。私もそのような悲しい被害にあわないように本当に有効的な防犯対策は存在するのかと何度も考えました。
この記事ではそんな方の悩みを少しでも解消し、バイクの窃盗やいたずらから守る方法について紹介しています。具体的な防犯グッズも紹介しているので参考にしてみてください!
1. まずはバイク窃盗犯やいたずら犯の手口を知ろう
バイクの防犯対策をするには、まず窃盗犯やいたずらをする人たちがどのような手口で行動を起こすのかを考える必要があります。私は、犯人が行動を起こすには少なくとも心理的要因と物理的要因の2つが存在すると思っています。例えばあなたが犯人になった場合、いたずらしたいと思うのは次のAとBのバイクどちらでしょうか。
A:家の横にそのままの状態で止まっているバイク
B:防犯カメラが設置してあり、しっかりとロックがされていることが分かるバイク
誰がどう考えてもAのバイクの方が狙われやすいのは当然です。Bのバイクが狙われにくいと判断した理由には、犯人の心理的要因と物理的要因が関係しています。
Bのバイクは防犯カメラが設置してあるため、誰かに見られているのではないかという心理的状態が働くことから次のアクションを起こすことができません。また、仮に防犯カメラがある状態で盗むために行動しようとしてもバイクに物理的なロックがかかっているため簡単には盗むことができず、犯人の行動を止めるきっかけとなります。
このことからも窃盗犯やいたずら犯からバイクを守るには、犯人の心理的要因と物理的要因に働きかけることが効果的だと考えられます。しかし、しっかりとロックをしていてもバイクを盗まれる被害にあっている方がいるというのは事実ですよね。この実情を踏まえ、次に犯人の具体的な手口を見ていきましょう。代表的なものを3つ挙げています。
1-1. チェーンカッターを使用する手口
バイクの窃盗犯は高価なバイクや希少なバイク見つけると、バイクを盗むために有効的な方法をとことん使ってきます。高価なバイクや希少なバイクはチェーンロックをかけている人が大半だと思いますが、そのロックさえ破壊してしまうような工具を持っています。それはチェーンカッターの中でも最強の油圧式カッターです。
油圧式カッターの威力は最大で10トンを超える圧力を加えられるなど、人間の力をはるかに超える威力を持っています。大体の油圧式カッターが20mmくらいまでの大きさのものを挟めるため、チェーンロックには20mm以上の直径があるチェーンを使用すれば効果的でしょう。そんなに大きなチェーンロックを購入するのが難しいという方であれば、できるだけ地上から浮かした状態でチェーンロックできるように工夫するのがいいでしょう。なぜかというと、油圧カッターは少し重量があるため、基本的には地面に置いた状態でないと使用できません。また、手動のチェーンカッターであれば上部に行けば行くほど力はかけにくいので地面から少し浮かした状態でチェーンロックができれば効果的です。
1-2. 集団で短時間に行う窃盗
バイクの窃盗は、基本的には2~5人などのグループになっておこなわれることがほとんどだと思います。私がニュースで見たバイク窃盗に関する事件では、2,3人がバイクを運ぶ係、もう2,3人は周囲の見張り役といったように各々に役割を設け、実行しているケースでした。
集団であれば、重いバイクも運びやすくなるため、やはりロックもかけずにそのままの状態でバイクを放置しておくのは好ましくありません。また、バイク窃盗犯はセキュリティ対策が緩いバイクを対象にしていたり、事前に人通りの少ない時間帯や窃盗のルートを確保するために下見に来ていることも考えられるため、普段から見られる可能性があるバイクはセキュリティ対策を必ずしておきましょう。
窃盗犯に近づきにくいバイクだなと少しでも思わせることができれば十分に効果はあるでしょう。
1-2. チラシを張り付けてバイクの使用状況を確認する手口
これは私自身が被害にあった手口でもあるのですが、バイクにチラシを張り付けて、バイクの使用状況を確認してから実行する手口です。張り紙には「○万円でお譲りいただけませんでしょうか」といった文言が記載されており、実際に存在する業者を名乗って買取を促すなど、かなり悪質な窃盗犯もいます。
この場合の窃盗犯の手順はこうです。
- 対象となるバイクを決める。
- バイクにチラシを付ける。(サイドミラー付近にホッチキスで止められていることが多い)
- 数日後にバイクの様子を見に来る。
- チラシがそのままの状態であれば、メンテナンスされていないバイクだと判断され窃盗対象となる。
- 人通りの少ない時間帯や周囲の状況を確認する。
手順の5番までで窃盗する対象として問題なしという判断になれば、タイミングを見て窃盗犯は盗みに来るでしょう。あくまで私の推測になりますが、バイク窃盗について調べているとこのようなことが書かれている記事も少なからず存在するため、盗むことを考えると現実的な手口の一つには十分なり得ると思います。
バイクに乗る頻度が少ないのであれば、定期的にバイクにおかしなところがないか見回ったり、洗車などのメンテナンスをすることで放置されていないことをアピールする必要があるでしょう。
私自身がバイクのチラシを張り付けられたエピソードは以下の記事にしています。↓
バイクセンターという本当に存在する業者を名乗ってバイクを買い取ろうとする悪質な手法でした。
2. バイクの防犯対策8選
ここからは、 犯人の心理的要因と物理的要因 に働きかける具体的な防犯対策を8つ紹介します。各防犯対策について、筆者が厳選したおススメ商品も紹介しています。紹介している商品は、すべてサクラチェッカーで合格をいただいている商品のみになります。2021年12月時点では全て5段階中4を上回っている良い商品ばかりです。(数値が高いほどいい商品であることを意味しています。)
※サクラチェッカーとは、Amazonのサイト上の商品がやらせやサクラのレビューを含んだ商品かどうかを判断して5段階で評価するシステムです。基本的には3.5を超えていればサクラチェッカー合格の商品であるため、安心できる商品だと判断しています。
2-1. バイクカバー
バイクカバーは、バイクのセキュリティにおける基本中の基本です。バイクを購入したらすぐにバイクカバーを購入しましょう。バイクカバーは視覚的効果を遮断するため、カバーをめくらない限りはどんなバイクなのかがそもそもわかりません。高価なバイクや希少なバイクは見た目でも十分に判断できるため、まずは視覚で相手に分からないようにカバーをかけましょう。バイクはとても恥ずかしがり屋な性格だと思って、走り終わったら、布団をかぶせるようにカバーをかけてしっかりと休めてあげるといいでしょう。
おすすめのバイクカバーは以下の3つです。カバーのサイズは自分のバイクに適するものを購入しましょう。
2-2. チェーンロック
チェーンロックはタイヤにチェーンを巻き付けてバイクをロックする方法です。チェーンロックと言っても、チェーンの厚みやチェーンのタイプによって強度が変わってきます。油圧式カッターにも勝てる可能性があるものはチェーンの厚みが20㎜を超えるものです。油圧式カッターではなく手動のチェーンカッターであれば12㎜もの厚さがあれば十分でしょう。
チェーンロックは、窃盗犯にとって物理的な障壁となるため、かなり有効的な防犯対策の1つになります。バイクカバーに合わせてチェーンロックをしていると第一段階のセキュリティレベルはクリアしているといえるでしょう。バイクカバーの中にはチェーンロックを通す穴が開いているものもあるので、防犯対策で迷っている方はバイクカバーとチェーンロックを組み合わせて使用することをお勧めします。
チェーンロックは前輪等に巻き付けるだけでなく、地球ロックすることを強くお勧めします。地球ロックは駐車スペース付近にあるパイプやガードレール等に絡みつけてタイヤにチェーンを巻き付けてロックすることです。
おすすめのチェーンロックは以下の3つです。チェーンの太さや長さに注意して購入しましょう。
上の3つでも安心できない方は極太最強のチェーンロックがあります。それはキタコ(KITACO)のウルトラロボットアームロックです。名前からもう最強ですよね。
店舗によってはバイク屋にも置いてあるので、一度手に持ってみたことがあるのですが、筋トレできるくらいの重さはありました。毎晩これでチェーンロックすることで腕がムキムキになることは間違いないでしょう。一番軽いもので約5㎏、一番重いもので約20㎏です。チェーンの長さによって耐切断性も変わってくるのですが、一番短い1340㎜のチェーンでも油圧式カッターによる25tの破断テストをクリアしており、一般的な油圧式カッターでは歯が立たないことが分かります。
2-3. グリップロック
グリップロックは、バイクのハンドル部分とブレーキ部分をガチっと固定することでバイクが動かないようにする方法です。無理に外そうとしたり動かそうとすると、大音量でアラームが鳴るものもあるため、窃盗犯も盗もうとは思わないでしょう。
アラームで知らせてくれるのはかなりいいのですが、バイクからアラームが聞こえる範囲にライダーがいない場合は、アラームを止めるまでに時間がかかってしまい、近隣の騒音トラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
グリップロックは、比較的小さなものが多いので、バイクを長時間止めている際に使用するのも効果的ですが、ツーリングなどでフラッと出かけた際に出先で使用することもできるので、持ち運びの観点ではかなり使いやすいセキュリティグッズになります。
こちらの商品はサクラチェッカーで5段階中4を満たしていませんが、3.69と比較的高い数値を出しており、合格判定が出ている商品です。価格もそこまで高くないので出先でもセキュリティ対策をしたいと思われている方にとってはおススメの防犯グッズです。
2-4. ディスクロック
ディスクロックは、バイクのブレーキディスクに取り付けることでタイヤをロックする方法です。ディスクロックもグリップロックと同様に、携帯性に優れたセキュリティ対策グッズなので、自宅でのセキュリティ対策だけでなくツーリング先でも簡単に対策ができます。外出先での防犯対策が心配な方は、グリップロックと合わせてディスクロックを携帯すればセキュリティレベルがアップするので安心度合いも変わってくるでしょう。
ディスクロックはグリップロックと同様にアラーム機能を備えた商品が存在します。アラーム機能の有無は必要に応じて選択するといいでしょう。
ディスクロックも立派な防犯対策の一つですが、注意すべき点があります。それはブレーキディスクにディスクロックを取り付けているにもかかわらず、長時間の休憩の後にバイクをそのまま発進させてしまうライダーがよくいるということです。ディスクロックを取り付けたままバイクを発進させてしまうと、ブレーキディスクが破損し、高額な修理費用が必要になってしまうこともあるので、ディスクロックを取り付けた後は必ずロックを解除してからバイクを走らせるようにしましょう。
セキュリティ対策をしていたのに、自分でバイクを壊してしまったとなると本末転倒ですよね。。この記事を読んでいるあなたは絶対に失敗しないように注意してください。
おすすめのディスクロックは以下の3つです。アラーム機能やバイクのブレーキディスクに装着できるかどうかという観点に気を付けて慎重に選びましょう。
2-5. 防犯カメラ
防犯カメラは、窃盗犯やいたずら犯の心理的要因に働きかけることで窃盗などの対象から除外する方法です。万が一バイクに何かあったとしても犯人の顔や車のナンバーなどを録画することができれば犯人を追跡しやすくなります。警察に相談する際の証拠にもなるので、防犯カメラが1台でもあると心強いです。
防犯カメラにはフェイク用のカメラも存在するため、設置するだけでも効果は十分にあるでしょう。ソーラー機能を併せ持った防犯カメラもあるため、電池交換の頻度も少なくなりメンテナンスの煩わしさを感じることはあまりないと思います。
防犯カメラはダミーも併せて3つ紹介します。
2-6. GPSトラッカー
GPSトラッカーはバイクに取り付けることで、位置情報を常に把握することができる方法です。GPSトラッカーの機能として、スマートフォンで位置情報を確認したり、万が一盗まれたとしても振動等を検知して携帯に電話をかけてくれる機能もあるので安心度合いはかなり高いです。また警察へ相談する際にもGPSでバイクの位置が特定できていれば、位置情報を基に動いてくれるので犯人の逮捕にもつながり、窃盗犯が減ることは間違いないでしょう。
しかし、GPSトラッカーにはデメリットも存在します。GPSトラッカーを取り付けることで安心度合いはかなり高くなりますが、その分コストも高くなってしまいます。本体代の初期費用に加え、月額使用料がかかってくるため、GPSで愛車を守りたい方は本体代と月額使用料のコストとも相談しながら対象製品を絞るといいでしょう。
Amazonで手軽に買えるGPSトラッカーは以下の商品になります。
こちらの商品はモニモト(MONIMOTO)のGPSトラッカーです。GPSトラッカーの中でも評価が良いメーカーであり、安心を買うことのできる人気の商品です。高価格なのでなかなか簡単には購入に踏み出せませんが、テスト的に盗難シミュレーションをして位置が正確なことを確認しているレビューもいくつか存在します。GPS機能を信用できる方は購入を検討してみるのもいいでしょう。
2-7. 盗難保険への加入
盗難保険は、万が一愛車が盗まれたとしても損害の一部が補償されるという保険です。バイクの盗難保険の内容として、バイク本体が盗まれた際の保険、バイクのパーツが一部盗まれた際の保険、バイクの鍵穴にいたずらされた際の保険など、様々なプランを選べる保険が存在するので、自分が加入したいと思う内容で契約をすることが可能です。
もちろん良いプランになればなるほど、月々の保険料が高くなってしまうのでバイクの盗難保険に興味のある方は保険会社へまずは見積もりを取ってみるのがいいでしょう。
2-8. 斬新な防犯対策
その他に斬新な防犯対策を1つ紹介します。窃盗犯に狙われたことのある人は誰もが腹を立てていると思いますが、そんな窃盗犯もビックリ仰天な防犯対策です。
それは、BIKE MINE(バイクマイン)というものです。※現在は販売していません。
BIKE MINEの商品動画はこちら↓
動画を見るとわかりますが、バイクや自転車を盗もうとすると、事前にセットしていた火薬が爆発し、とてつもない爆音で盗難を知らせるという装置です。仕掛けるのもかなり大変そうですが、窃盗犯のための地雷装置としては絶大な効果だと思います。
かなり斬新でローテクなアイデアですが、盗まれた経験がある方にとってはスカッとする商品なのではないでしょうか。この商品は2016年にイギリスのYannick Readさんがクラウドファンディングで資金調達して開発しようとしていたのですが、すでに終了しています。 Yannick Readさんは何度か自転車を盗まれたことがあるらしく、窃盗犯にすごく恨みを持っていたのでしょう。爆音は150dBもの大きさが出るらしく、音の大きさとしては花火くらいです。
この商品が日本にも販売されていたのかどうかはわかりませんが、発送先が世界各国になっているので2016年当時は手に入ったのかもしれません。しかし、こんな装置を日本で使用すると高確率で騒音問題に発展するでしょう。いきなり爆発が起こると窃盗犯もびっくりして帰っていくと思いますが、周囲の住民を巻き込むことになるので使用はやめておきましょう。
まとめ
この記事では、窃盗犯やいたずら犯の代表的な手口と、バイクの防犯対策を8つ紹介しました。窃盗犯やいたずら犯は心理的要因と物理的要因で対象のバイクを狙っているということです。今回紹介した防犯対策ですぐにバイクのセキュリティレベルを上げることはできるので、まだ何も防犯対策をしていない方は、バイクカバーとチェーンロックからの使用を検討してみましょう。すでにある程度セキュリティ対策をしている方でまだ不安な方はGPSや盗難保険を検討してみるのがいいでしょう。
セキュリティ対策として商品に頼るのも1つの手ですが、まずは普段からバイクの鍵がロックの状態まで回っており、抜き忘れていないかといった小さなことから気を付けてみましょう。
あなたの納得のいくセキュリティ対策を応援しています。
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