【夏ツーリング】注意すべき6つのこと!

【夏ツーリング】注意すべき6つのこと!

 夏になると愛車で海岸沿いを走ったり、涼しい山道などを走って自然を感じたいという方も多いと思います。しかし、夏のツーリングは暑さが最大の天敵になります。その他にも夏ならではのツーリングで注意すべき点があるのため、夏のツーリングを考えている方はしっかりとこの記事を読み、十分な対策をしたうえで思いっきり夏のツーリングを楽しんでください。

 筆者の主観的な注意ポイントも含めているため、あくまでも参考程度に読み進めてください。

1. 夏のツーリングで注意すべき6つのこと

 バイクでツーリングに行く際、あなたはどんな準備をしてから出かけていますか?

 多くの方は、ヘルメットやグローブ、服装など、もしも事故にあってしまった場合のことを考えて自分自身のリスクを最小限にするための格好に気を付けて出かけられている方が大半なのではないでしょうか。もちろん自分自身を守ることは最優先であり、それは間違っていません。しかし、その日の天気の考慮をうっかり忘れている方は少なからずいると思います。

 筆者自身の経験として、安易な考えで夏の長距離ツーリングに出かけたことがあり、帰宅後につらい経験をしたことがあったので、その失敗をみなさんと共有し、少しでも多くの人にツーリングを楽しんでいただきたいと思っています。

 夏のツーリングで失敗しないように、ここから紹介する注意ポイントをあなた自身にも当てはめてからツーリングに臨んでみてください。

1-1. 目的地までの天候や気温を調べておく

 夏のツーリングに限った話ではありませんが、長距離ツーリングをする場合は自身の住んでいる地域の天候だけでなく、目的地の天候まで把握しておく必要があります。例えば、自分の住む地域は晴れでも、目的地付近は昼から雨が降ったり、反対に自分の住む地域は涼しい曇り空でも目的地付近はからっからの日差しが照らしているという可能性も十分にあるからです。夏のツーリングでは天候によって服装を変える人も多いため、その日の場所にあった格好ができるためにも事前に天気を調べておくことは大切です。

 

1-2. 雨具を持参しておく

 夏はゲリラ豪雨や夕立など、突然の大雨に巻き込まれることが多々あります。筆者の場合、晴れの日に山道をツーリングしていたのですが、ツーリングの帰り際に突然の大雨にあい、ずぶ濡れになりながら帰った経験があります。折り畳み傘があれば雨が止むまで一時的に自身の体を守ることができたのですが、カッパや折り畳み傘などの雨具を持っていなかったため、一時的にひどく寒い経験をしました。

 皆さんは私の二の舞にならないように、しっかりと雨具を持参するようにしてください。こちらの注意ポイントも夏に限った話ではないかもしれませんね。私はこの経験からツーリングに出かける際は常にカバンの中に折り畳みを入れるようにしています。

 

1-3. 露出部分が少なくなるような服装をする

 特に真夏は、常に強い太陽の日差しが照り付けられる環境です。しかし、外の空気が暑いからと言って長距離ツーリングで半そでを着て走行すると痛い目にあいます。バイクで走行しているときは涼しいですが、ふとした瞬間に腕を露出していた部分がかなりヒリヒリしてきます。真夏日に一日中腕や足を露出してツーリングをするとやけど状態に近い症状にもなってしまうので、必ず走行する際は長袖・長ズボンを着てできるだけ露出部分を隠した状態でツーリングを楽しむようにしましょう。

 筆者自身は300キロの長距離ツーリングで、途中から半袖でバイクに乗っていたことがあり、家に帰った後にかなり後悔した思いがあります。お風呂が特につらくその後も数日はつらい思いをしたため、必ず長袖を着用して走行することをお勧めします。近場だと半袖でもいいと思いますが、安全面的に身体への防御機能を低くしてしまうため、できる限り長袖を着用してからバイクに乗ることをお勧めします。

 

1-4. ヘルメットのベンチレーション機能を有効にする

 ヘルメットはライダーの頭を守るためだけでなく、ライダーの頭の温度管理を助けてくれる換気機能を併せ持っているものがあります。この換気機能はベンチレーション機能と言います。ヘルメットで有名なSHOEIやARAI、YAMAHA、OGKなどのヘルメットにはベンチレーション機能が搭載されているものがほとんどです。ベンチレーション機能はライダー自身が通気口の開閉を制御できるものがほとんどであるため、夏はベンチレーション機能を有効にして頭の温度を上昇させないように注意しましょう。ベンチレーション機能はヘルメット内の換気によって熱中症を防ぐだけでなく、ヘルメット内の湿度が上昇して視界が悪くなるのを防ぐ役割も持っています。

 

1-5. 渋滞の道は避ける

 夏は外気温が高いため、渋滞の中をノロノロと走行していてはライダーが蒸し焼き状態になってしまいます。そうならないために、目的地に向かうときは可能な限り渋滞が発生している道路を避けて向かうようにしましょう。

 渋滞になりそうな道路を事前に調べておくと目的地までストレスなくスムーズにたどり着けるのでおススメです。Googleマップなどで同じ曜日の混雑状況を確認するか、その他の渋滞を教えてくれるアプリで確認しておくのがいいでしょう。

 

1-6. 海ツーリング後は洗車する

 夏になればバイクで海へ行ったり、海岸沿いのツーリングをする方がたくさんいます。筆者もその中の一人であり、海岸沿いを走っているときに反対車線のライダーとヤエーをすることも楽しみの一つです。海の景色を楽しんだり、ライダー同士の交流を楽しんだりと海ツーリングには多くの魅力がありますが、家に帰って終わりではバイクに優しくありません。

 海岸沿いを走ると、ライダーだけでなく、バイクもたくさんの潮風を浴びることになります。そのため、ツーリング後にそのままの状態で放置するとバイクが錆びる原因になってしまいます。その日中に洗車をする必要はないと思いますが、ツーリングが終わったらできるだけ早いタイミングで洗車をするようにしましょう。洗車をするとバイクも喜んでくれますよ。  

 

まとめ

 夏のツーリングはとても楽しいですが、準備不足だと雨や渋滞などの突然の災難を回避することができません。災難は常につきものだと考え、本記事で紹介した注意ポイントを事前にクリアしたうえでツーリングへ行くように心がけてみてください。

 その他にもツーリング前に自分で行っているルーティーンなどがあれば、それも忘れずに行いましょう。皆さんの素敵なバイクライフを応援しています。

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